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ノーレイティングにおける360度フィードバック制度の3つの違い

  • カテゴリ:ノーレイティング(No Rating)

当社のほとんどのお客様では、

360度フィードバック制度を導入していただいています。

 

■360度フィードバック制度のリスク

 

前回に、360度フィードバック制度のリスクをお伝えしたとおり、

従来型の人事制度では「けなし合い」になる危険性がありますが、

当社のノーレイティング(No Rating)型人事制度ではその危険性はほとんどありません。

※前回のブログはコチラ「360度フィードバック(評価)制度が抱える最大のリスク

 

 

■ノーレイティングにおける360度フィードバック制度の違い

 

なぜなら、人事制度をノーレイティングにすることで、

360度フィードバック制度の運用において、次の3つのことが可能になるからです。

 

1.点数をつける必要がない

2.主観で評価してもよい

3.感謝承認を伝える場となる

 

もし、360度フィードバック制度の評価結果が給与決定に連動するのであれば、

点数をつけなければなりませんし、客観的な評価を求められます。

 

しかし、ノーレイティング型人事制度では、1番目と2番目にあるように、

点数をつける必要がありませんし、主観で評価してもよいことになります。

 

そもそも、評価そのものを行う必要もありませんので、

それぞれが持っているビジョンや価値観をより深く理解し合う場となります。

 

また、点数づけを行う必要がありませんので、360度フィードバック制度を、

普段はなかなか伝えていない「感謝」や「承認」を交換し合う場として、

運用することができるようになります。

 

■成長課題の相互フィードバックは、信頼関係が必要不可欠

 

もちろんそれだけではなく、

人間が成長するためには、自分の成長課題を知ることは必要です。

 

360度フィードバック制度でたくさんの人からフィードバックを交換し合う意図も、

成長課題をより明確にすることです。

 

しかしそれは、お互いを尊重し合う関係が築けた後のステップです。

 

お互いの点数づけを行うよりも、

お互いのことを理解し合ったり、感謝や承認を伝え合ったりする方が、

人間一人ひとりが持っている素晴らしさが発揮される組織になると信じています。

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