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対話によって給与を決める仕組み

  • カテゴリ:ノーレイティング(No Rating)

従来型人事制度での給与の決まり方

 

前回から、従来型人事制度とノーレイティングの違いが顕著である

給与制度」について解説しています。

※前回のブログ「ノーレイティングでの給与制度

 

ノーレイティングでの給与制度を解説する前に、

従来型の人事制度ではどうやって給与が決まるかを

簡単に再確認しておきます。

 

従来型人事制度では、等級制度評価制度で社員さんに点数をつけて、

その点数によって昇給(減給)賞与が決まる仕組みです。

 

いわば、人事評価によって点数をつければ、

自動的に給与が決定するような仕組みにしていると言えます。

 

 

ノーレイティングでは給与が自動的に決まらない

 

しかし、ノーレイティングでは、

社員さんに点数づけやランクづけを行いませんので、

 

自動的に給与を決定する仕組みが成り立たなくなります。

 

では、どうやって給与を決めるかというと、

 

海外のグローバル企業で導入されているノーレイティングでは、

上司が部下の給与を決定しています。

 

たとえば、昇給や人件費などの予算の範囲内で、

管理職の裁量で部下の給与を決定していくような方法です。

 

この取り組みの背景には、

給与はモチベーションの源泉にはならない」という考えがあり、

それはこのブログでもお伝えしてきたとおりです。

 

上司が部下の給与を決めるというのも良い取り組みだと思うのですが、

当社の「ノーレイティング型人事制度」では違う方法をとっています。

 

 

対話によって給与を決めていく

 

当社の「ノーレイティング型人事制度」の根本には、

 

『大切なことは話し合いで決めていく』

 

という考え方があります。

 

 

給与額というのは、

社員さんにとって大切なテーマだと思うのですが、

 

シビアなテーマなので、組織側も、社員さん側も、

無意識のうちに話し合いを避けてきたのかもしれません。

 

そして、「双方が納得できる給与額を自動的に決めること」を

給与制度に対して求めたのだと思います。

 

 

しかし、もし給与について何かしらの不満があるのなら、

話し合うことでしか解決できないというのが、私の考えです。

 

さらにもう一歩踏み込んで、

 

『給与を社員さんご本人に決めてもらったらどうか?』

 

というのが、私の考えです。

 

ですので、生きがいラボのノーレイティング型人事制度では、

自己申告型給与制度』と呼んでいます。

 

少し長くなりましたので、自己申告型給与制度については

次回から述べていきたいと思います。

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