2010年4月1日に生きがいラボがスタートしましたので、今日で13期目が始まります。

創業してからの12年間で、東日本大震災やコロナ禍、国家間の紛争などさまざまなことが起き、私自身の価値観も大きく変わりましたし、

社会全体を見渡しても、ご自分の人生の意味や仕事の意味を見つめ直している方々がたくさんいらっしゃるように感じます。

私は、これからの時代は、自分の「ありたい姿」を大切にして生きる人がますます増えていくと思っていて、それは望ましい社会の変化だと思っています。

そして、それは同時に、一昔前に中心的だった企業中心の論理、つまり個人より企業の都合の方が優先されるような価値観では、企業を運営することが難しくなるということです。

私は、これも望ましい変化だと思っています。

社員さんが離職することや人材育成が進まないこと、社員さんのモチベーションが上がらないという課題を抱えている企業は、

企業運営の根本に染みついている価値観を変えなければ、おそらく同じ課題を抱えたままの状態が続きます。

給与を社員さんの自己申告で決めていく「自己申告型給与制度」という取り組みや、社員さんに人事評価のような点数づけを行わない「ノーレイティング」という取り組みを行っているのは、企業全体の価値観が変わるサポートをするためです。

そしてそれが、経営者、管理職、社員という役割を超えて、あるいは正規社員や非正規社員などの雇用形態を超えて、一人ひとりが独立した個人として尊重される企業運営へとつながり、

一人ひとりの生きがいを高めていくと考えています。

3月が忙しすぎて情報発信が止まってしまっていましたが、これからも生きがいを高める取り組みについて、発信していきたいと思います。

今まで支えてくださった皆さんのおかげで今があります。本当にありがとうございます。