新年の抱負
- カテゴリ:生きがいラボからのお知らせ
いつもありがとうございます。生きがいラボの福留です。
もう新年という感じでもないのですが、年明け初めての投稿なので、新年の抱負を述べたいと思います。
例によって長くなると思います・・・
昨年はコロナの影響もあり自宅で仕事をすることが多くなり、春と夏ごろは時間もありましたので、空いた時間があればオンラインセミナーに参加しました。
あまりにも多くのセミナーに参加したので消化できていない部分もありますが、これからの社会や組織について、いろいろ考える時間を持つことができました。
また、自分が何をしたいのか、どんな人生にしていきたいのかについても、考える時間をたくさん持つことができました。
コロナ禍という社会の大変化のなかで、いろいろな考えや思いが浮き上がってきて、「本当は何がしたいんだろう」と少し混乱したときもありましたが、
結局は初心に帰るというか、2010年に生きがいラボを立ち上げたときの思いに戻りました。
会社名を決めるときに、「働きがい」ではなく「生きがい」という言葉を選んだのは、
「仕事」という人生の一部分だけのサポートではなく、もっと広く「人生」というテーマでお役に立てる仕事をしていきたいという思いがあったからです。
その背景には、私の個人的な経験があります。
私には、「自分には価値がない」という強い思い込みがあります。
その思い込みによって、何かチャレンジしたいときにも最初の一歩が出ないということがありましたし、
それとは逆に、その思い込みが学習へのエンジンになったりして、私の人生に大きな影響を与えてきました。
なぜ「自分には価値がない」という思い込みが形成されたかというと、それは小さい頃からの体験によって少しずつ形成されていったわけです。
私が人事制度におけるレイティング(=点数づけやランクづけ)に違和感を覚えたのは、
「自分には価値がない」という思い込みを持つ私にとって、レイティングが人間の価値を数値にしているような印象を受け、それに抵抗感があったのだと思います。
そして、「自分には価値がない」という思い込みを持つ私が、人生をかけて取り組めることは、「すべての人に価値がある」ということを社会に発信することだと考えました。
「すべての人に価値がある」ということを言い換えると、「すべての人が自分には価値があると感じている」ということであり、
それを発信するための現実的な方法論として、ノーレイティング型人事制度や自己申告型給与制度を考えていきました。
そして現在では、私と同じ思いを持っている方々がたくさんいらっしゃるということを実感しています。
今年の抱負としては、「すべての人に価値がある」ということを、人事制度の実務家として今まで以上に発信していきたいと思っています。
今年も宜しくお願い申し上げます。