創りたい組織像によって人事制度は変わる
- カテゴリ:ノーレイティング(No Rating)
人事評価で点数をつけない人事制度を2010年からスタートし、社員さんの自己申告で給与を決める人事制度は2015年頃からスタートしましたが、
社員さんの自己申告で給与を決める給与制度のコンサルティングを始めた当初は、自分でも「ちょっと変わったことをやっている」という意識がありました。
でも今では、
『給与という大事なテーマは、自己申告をもとに対話で決めた方がよい』
という、それが当然のような感覚になっています。
ビジネス雑誌でも少しずつ、「給与を社員さんが申告する」という取り組みをしている企業さんの記事を目にすることが出てきて、
社会全体で「組織と個人の関係性」に変化が出てきていることを感じます。
私がしているような、社員さんの自律/自立を前提とした取り組みの一方で、社員さんへの管理/統制を強化する取り組みやサービスもあります。
ご相談や雑談のなかで「どっちがいいんですか?」と聞かれることがあるのですが、
『どういう組織を創りたいかで、それに合った方法を選んだらよい』
とお答えするようにしています。
私のお客さまで、「ある管理強化のサービスを導入したがしっくりこないので止めた」という方がいらっしゃいました。
それは、その社員さんを管理するサービスがどうこうではなく、経営者さんが「創りたい組織像」や「大切にした人間観」と合わなかったんだと思います。
人事制度は、社員さんの思考や働き方に大きな影響を与えますので、「どんな組織にしたいのか」という価値観に合った取り組みをする必要があります。
不定期にはなるかと思いますが、創りたい組織像に合った取り組みになるための着眼点について、何回か記事にしようと思います。
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