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時代がノーレイティングを求めている

  • カテゴリ:ノーレイティング(No Rating)

ノーレイティングは「創造性」「主体性」「情熱」を高める

 

ノーレイティングが注目を集めている理由としては、

仕事のパフォーマンスを高めるために、

 

「創造性」「主体性」「情熱」がますます必要となってきた

ということが挙げられます。

 

これらは「内発的動機づけ」から生まれるもので、

レイティングという「外発的動機づけ」によって低下します。

 

仕事が高度化・専門化していくと、

やらされ感」ではいい仕事ができなくなっていくことは、

実感を持って納得できるのではないでしょうか。

 

 

現代は働く意味が失われている

 

仕事のパフォーマンスという視点で、

外発的動機づけを排除しようとする「ノーレイティング」の

取り組みはとても意義があると思います。

 

そして、それ以上に重要な社会変化だと私が感じるのは、

 

現代社会では「働く意味」を求める人が増えている

 

ということです。

 

 

デンマークの政治家、ウッフェ・エルベックさんは、

これを『意義の喪失』という社会課題と位置づけていますが、

 

「何のために生きているのか?」

「何のために仕事をするのか?」

「もっと意義のある人生を送ることはできないのか?」

 

ということを真剣に考える人が増えたということです。

 

 

特にミレニアル世代で顕著だと感じますが、

私はこの変化は素晴らしいことだと思っています。

 

 

「この組織に所属することが、自分の幸せにつながるのか?」

「この仕事をやり続けることは、自分の人生にどんな意味があるのか?」

「昇進というレールを進むことで、自分の人生が豊かになるのか?」

「収入が高まれば、幸せになれるのか?」

 

ということを、いったん立ち止まって自分で考えて、

 

自分なりの答えを探求していくことが、

自分にとっての『生きがい』につながっていくのだと思います。

 

そして、外発的動機づけによる従来型人事制度では、

自分にとっての「生きがい」を探求する意識が芽生えにくいのです。

 

 

今回は、ノーレイティングの意義についてお伝えしましたが、

次回からはノーレイティングの仕組み面について触れていきたいと思います。

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