ノーレイティングは、英語表記すると「No Rating」となります。

RatingをNoで打ち消している通り、「Rating（レイティング）をしない」という人事制度になります。

人事制度における「レイティング」とは、人事評価項目によって社員さんに点数をつけ、その点数に応じてランクづけをすることを指します。

人事制度において、レイティングが必要とされるのは、昇給や賞与をその点数やランクに応じて決定するからです。

昇給や賞与を決めるための根拠としてレイティングが必要だったので、人事制度を運用する企業は、膨大な時間と労力をかけてレイティングを行ってきました。

しかし、レイティングにかけてきた膨大な時間と労力にくらべて、レイティングによって生まれるプラスの効果（社員さんのモチベーション向上など）が小さすぎることに問題意識を持つ企業が増え、レイティングを廃止した人事制度として「ノーレイティング」が現れました。

生きがいラボが提唱している「自己申告型給与制度」も、レイティングをしないという意味ではノーレイティングのカテゴリーになります。