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少子高齢化と長寿化が働き方を変える

  • カテゴリ:ノーレイティング型人事制度について

いつもありがとうございます。生きがいラボの福留です。

次の5つの社会変化によって、未来の働き方がどのような影響を受けるかについて、前回から考えています。

① 経済の停滞
② 少子高齢化と長寿化
③ テクノロジーの進歩
④ グローバル経済の進展
⑤ 環境・エネルギー問題の深刻化

今回は、2番目の「少子高齢化と長寿化」について考えたいと思います。

 

人生設計の前提が劇的に変化している

 

一昔前までは、60歳定年まで同じ企業で勤めあげて、定年後は退職金と公的年金によって悠々自適の生活を送る、という職業人生のイメージがあったと思います。

大卒であれば、50歳あたりまでにある程度の地位を築き、その後は定年までの約10年間をその余勢でなんとかしのぎつつ、60歳定年まで逃げ切る、というレース展開を思い描くサラリーマンが多数いらっしゃいました。

そして、それが実際にうまくいった時代もありました。

しかし現代社会、特にバブル崩壊後に社会に出た世代では、このような職業人生を夢みるような状況ではありませんでした。

少子高齢化によって、社会保障制度が継続困難な状況に陥っていることは、周知の事実です。

社会保障制度を維持するための施策として、公的年金に関しては受給年齢の引き上げや受給額の減額などが実施されています。

これによって、定年後も働き続けなければ生活を維持できなくなる人が増えます。

加えて、寿命も長くなっていますから、定年後の人生も以前より長くなっています。

多くの人が老後の資金が2000万円足りなくなるという「老後2000万円問題」に象徴されるように、現実には、多くの人が老後の蓄えが十分ではなく、生活費を稼ぐために何かしらの職に就かなければならなくなることが予想されます。

つまり、少子高齢化と長寿化によって「職業人生の長期化」という現実が現れることになります。

 

職業人生の長期化がもたらす2つの未来

 

もしある人にとって、仕事がただ単に生活費を稼ぐためだけの存在であれば、仕事をする期間が長くなることは、苦しい期間が長くなることを意味します。

それとは逆に、仕事そのものを楽しめる人にとっては、長く働ける社会になることは、好ましい変化と受け取れるでしょう。

職業を自らの人生のなかでどのように位置づけるかによって、職業人生の長期化はまったく正反対の意味を持ってくるのです。

 

不安を抱える若年層

 

職業人生の長期化という変化は、若者の働き方にも大きな影響を与えているようにも感じます。

現在の30代の中堅社員さん、20代の若手社員さんにとっての職業人生は、ルームランナーの上で走らされているような感覚なのだと思います。

いくら頑張っても、前には進めない。いくら頑張っても上の世代が現役を続けているので、昇進の機会もなく、報酬面で報われる可能性も低いことが見えている。

そんな感覚だと思います。

私は人事制度コンサルティングの場面で、若手社員さんの話を聴く機会も多いのですが、自分の将来に対して大きな不安を抱えている若手社員はかなり多い実感です。

「今の給料で、結婚して子どもが出来ても生活できるのか」
「子どもにしっかりとした教育を受けさせるお金をつくれるのか」
「老後の生活は大丈夫なのか」

これに若年層の失業率の高さが追い打ちをかけて、不安を抱える若年層はますます増加していくでしょう。

人事施策を考える時には、若年層のこの感覚を念頭に置く必要があると思います。

では「どうしたらいいのか?」ということについては、5つの社会変化について述べた後に触れたいと思います。

 

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