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成長するためには「フィードバック」が必要

  • カテゴリ:ノーレイティング(No Rating)

ゆでガエルの寓話が示唆すること

 

ゆでガエル現象」という例え話があります。

 

カエルを熱い湯に入れるとビックリして逃げ出すので助かるが、

段々と温度が上昇する水に入れると熱さに気づかず死んでしまうという内容で、

環境の緩やかな変化にはなかなか気づけないという意味の例え話です。

(実際はそうはならないようですが・・・)

 

よい社風をつくるためには

 

企業さんによって、社風は本当にさまざまです。

 

□高い目標や新しい仕事にチャレンジしている社風
□現状維持の意識が強く停滞している社風

□人の長所を伸ばそうとし人間関係が良好な社風
□人の短所ばかりに着目し人間関係がギスギスしている社風

□短い時間で生産性の高い仕事をしている社風
□残業することが頑張っていると認められる社風

□自発的に問題解決していこうという社風
□他者に責任転嫁ばかりして言い訳が横行している社風

□是は是、非は非というケジメのある社風
□全てがなあなあになっている社風

 

これらの社風は、計画的な意図があって出来たものではなく、自然と形成されていくことがほとんどです。

 

そして、社風は放っておくとドンドン強化されていきますが、プラスの方向よりマイナスの方向への強化の方が速く進みます。

人間は、楽な環境にはすぐ馴染むようになっているのです。

 

さらに厄介なことが、マイナスの社風に馴染んでしまうと、それが当たり前になって、違う見方が出来なくなってくるのです。

違う見方を「理屈は分かるがウチには合わない(出来ない)」と拒絶するようになります。

 

本当に「ゆでガエル」になってしまわないためには、自社(自分)を外部から見つめ直す機会をたくさんつくることです。

 

それは、他社をベンチマークすることでも良いですし、本音でフィードバックをくれる人に定期的に会うことでも結構です。

 

自社(自分)を客観的に見つめ直すのは、自社(自分)が信じてきた価値観をいったん手放すことですから、

とても勇気がいることです。

 

しかしそうしなければ、本当の成長を手に入れることはできません。

 

人事制度でいうと、360度フィードバック制度がこれに当たります。

他者のフィードバックを真摯に受け止める人と、自分の見方にしがみつく人とでは、成長の速度が全く違います。

 

私が、360度フィードバック制度の導入をお勧めするのは、これが理由の一つです。

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