対等でないことが不満の根底にある
- カテゴリ:自己申告型給与制度
人事制度についてのよく聞かれるコメントとして、
「給与への不満の本当の原因は、適切に評価されていないことにある」
というものがありますが、評価への不満のさらに奥に「本当の原因」があると私は思っています。
それは「自分で決められない」ということへの不満です。
自分の意見を言える場がなければ「対等」とはいえない
私が給与を自己申告する制度に取り組み始めた理由として、組織と個人の関係性を「対等なパートナー」にするためだと前回にお伝えしましたが、
対等なパートナー関係の最低限の条件は、お互いが自分の意見を率直に言えるということです。
※前回のブログ「なぜ給与を自己申告する制度を始めたのか?」
組織で働くほとんどの人にとって、給与は「自分で決められない」「自分には関与できない」という意識が強いと思います。
働く動機が給与だとは思っていませんが、社員さんの生活にとって大きな要素である給与について、ご自分の意見が言えないのは対等な関係とは呼べません。
大切なことはみんなで話をして解決しようというのは、民主主義の根本的な考えだと思いますが、給与を自己申告することは、給与の決定プロセスを民主化することだと考えています。
次回以降も、もう少し給与決定を自己申告にした背景について共有したいと思います。
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