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社会貢献プロジェクトとしての企業

  • カテゴリ:企業経営

企業の「あり方」が変わる

 

社員さん一人ひとりが「自律」することを目指せば、企業の「あり方」も変わらなければなりません。

 

これまでの企業の命題は、「継続(ゴーイング・コンサーン)」でした。

 

継続することが企業の前提としてありましたので、会計監査でも、「継続企業」であることが重視されてきたのです。

 

もし企業が倒産したならば、顧客や社員、取引業者、地域社会に重大な悪影響を与えてしまいますから、企業が継続することは社会貢献の一つだと思います。

 

しかし、社員さん一人ひとりが自律すると、企業が継続することがそれほど魅力的に映らなくなっていきます。

 

人間の寿命の方が企業の寿命よりも明らかに長く、職業人生のなかでいくつもの企業・組織で働くことになりますから、社員さんにとっては、企業が継続することよりもその中身の方が大切になってくるからです。

 

中身とは、事業内容や担当する業務、その企業で一緒に働いている仲間などのことです。

 

そして、自分の人生を主体的に選択していく人にとっては、自分の人生の時間を意味あることに使えることが大切になります。

 

 

社会貢献プロジェクトとしての企業

 

働く人の意識の変化によって、企業はプロジェクトのような社会的位置づけになっていくでしょう。

 

プロジェクトですから、課題が達成されれば解散します。

 

継続を命題としていないということです。

 

この点が、以前に「企業の命題は永続だけではない」と言った理由の一つでもあるのですが、企業の命題を「社会貢献プロジェクト」に変えることによって、企業がその本来価値を発揮しやすくなると思っています。

 

それは社会のあるべき姿を実現するためにも有意義なことだと思いますし、企業に関わるすべての人の人生を豊かにすることにもつながると思っています。

 

企業が社会貢献プロジェクトという位置づけになると、働き方が劇的に変わるのですが、この点は次回にお伝えしたいと思います。

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