プランドハプンスタンス理論によるキャリアデザイン
- カテゴリ:ノーレイティング(No Rating)
今回も前回から引き続き、「天職」についてです。
前回は、天職を
1.自分の人生を懸ける価値があると感じられる
2.社会から必要とされている
3.他者よりも卓越した能力が備わっている
だと定義し、「見つける」のではなく「創る」ものだと述べました。
そして、その理由の1つ目に「1万時間の法則」をご紹介しました。今回は、2つ目の理由について書きたいと思います。
※前回のブログはコチラ「自分に合う仕事の3つの条件」
■プランドハプンスタンス理論とは?
2つ目の理由は、
『プランドハプンスタンス理論』という、
スタンフォード大学のクランボルツ教授が唱える考え方です。
日本語でいうと「計画的偶発性理論」となりますが、
クランボルツ教授が、個人のキャリアについて調査をしたところ、
『キャリアの8割は、予想していない偶発的な出来事に左右される』
という調査結果が出ました。
偶発的な出来事を活用することでキャリアが拓けたり、
または、好ましい偶然が起こるように意図して行動することによって、
好ましい偶然が起こる確率を高めたりできますから、
ただ単に運任せでもうまくいかないということです。
いわば、
『好ましい偶然を引き寄せるだけの努力をしているかどうか』
が大切だということです。
私も、このクランボルツ教授の考え方に共感します。
「努力は必ず実る」という保証はありませんが、
少なくとも「努力しなければ実はならない」ということは言えます。
自分に合った天職も、見つかるのを待っているばかりではなく、
自ら創っていく意識が大切なのだと思います。